サブブログ更新の予定だったが、予定外の事態のため、メインを更新する。サブ更新は来月行う。 問題はこの記事、
森友、加計学園、豊洲市場移転問題、など、前回の記事とかぶっている。安倍政権の支持率については、私が下がっているとしたのに対し、橋下氏は「支持率が高い」という見解で論じている。
偶然にも論点が被りすぎたせいか、またさすが橋下氏というべきか、私のPVが下がっているww
そこで今回の記事だが、この記事の内容は橋下氏の記事への反論ではない。
なぜ維新は共謀罪法案に賛成したのだろうか?
保守だからというのは正しくない。維新は自民に変わって政権を目指す党である。自民と同じことをするなら、自民に吸収合併されればいい。
政権を目指すということは、反野党なのである。
日本の政治の全ての案件による対立は表層的なもので、潜在的には護憲と改憲の対立だと、このブログで何度も指摘してきたが、護憲の立場の野党の場合、「なんでも反対」になる。
現在の民進党につながる旧民主党がうまくいかなかったのは、二大政党制の一翼を担う立場と、護憲の立場としての「なんでも反対」の二面性を持っていたからである。
旧民主党も何度か政権の座に就いて入れば、政治への責任感が芽生えたかもしれないが、安倍政権のように長期政権、そして何より国民に強面な態度を示す政権に対しては「なんでも反対」になる。
維新はこれまで、安保法制や労働者派遣法改正などについては、自民に譲歩しながら妥協案を提示してきた。
それが今回無かった。松井代表は「譲歩させた」と言っているようだが、どのような譲歩を勝ち取ったのかわからない。 つまり、国民に胸を張って譲歩を勝ち取ったと言えるようなものが、今回の維新には無かったのだろう。共謀罪法案は、妥協案を提示できる代物では無かったということである。
ならば反対すればいいとはいかないのである。
自民に反対すれば、「なんでも反対」の野党と変わらなくなっていく。政権を担う党になるためには、「なんでも反対」の野党と一線を画さなければならないのである。
思うに、維新とは新撰組である。 つまり、「一、士道に背くべからず、背けば切腹!」という、鉄の隊規を持っている政党である。上西小百合議員への処遇や、最近では離党届を出した党員をその日付で除名するなどの対応に、鉄の規律ぶりが表れている。
この厳しさに党員が耐えていけるのは、政権を担うという意識と、「他の野党とは違う」という意識である。その意識がある限り、維新は何がなんでも野党と同じ行動はとれないのである。
全ての橋下氏の言動を見たわけではないし、橋下氏がツイッターのアカウントを変更したりしたので確かなことは言えないが、共謀罪法案について橋下氏が言及したのは、共謀罪法案成立前後のようである。
橋下氏は共謀罪法案から距離を置きたかったが、安倍政権の支持率が下がり、維新に波及しないようにてこ入れに入ったというのが真相のようである。
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