坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。サブブログ「人の言うことを聞くべからず」+では古代史、神話中心にやってます。 NOTEでもブログやってます。「坂本晶の『後悔するべからず』 https://note.com/sakamotoakiraxyz他にyoutubeで「坂本晶のチャンネル」やってます。

日韓軍事同盟と勢力均衡の話

トランプ大統領は、北朝鮮の非核化が遅れていることを認めた。
とりあえず中国のせいにし、北朝鮮にはまた秋波を送っているが、交渉が難航するのは目に見えている。日本は再び、独自の外交、安全保障を展開する環境になりつつある。
そろそろ、韓国との軍事同盟を検討するのがいいと、私は思っている。
韓国嫌いの日本人が多い中であり得ない選択と思われる方も多いと思うが、地政学的には、日本と韓国が争うのは愚の骨張である。
極東には国が少ない。大国中国と向き合う国は日本、韓国、台湾、北朝鮮しかない。うち台湾は国家として認められていないし、北朝鮮との同盟などそれこそ不可能である。極東で同盟を結べる国は韓国しかないのである。
もちろん同盟に至るには、問題は山積している。文在寅大統領が「従北」と言われているのもそのひとつだが、一方で「従軍慰安婦問題は世界の問題」とも文大統領は言っている。
文大統領の目指すところは日本も含めた極東の安定であり、裏切りを繰り返す北朝鮮に融和一辺倒では対処できない場面は今後多くなるだろう。日韓同盟を持ち込む余地は充分にある。
右翼は反対するだろうが、

韓国はなぜ反日なのか? - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

に飛び付かなかった右翼に遠慮する必要などない。
もちろん自重を求めたのも私だが、それを逸脱してこその右翼だとも言える。
冗談で言っているのではない。
右翼のエキセントリックさも、国を発展させるためには必要なのである。もしくは必要な時がある。
私が零細ブロガーだからというのは理由にならない。以前述べたように、記事を書いてPVは上がるどころか下がったのである。そんな魅力のない内容を書いたつもりはない。
右翼の元気は、所詮ハリボテである。
結局右翼は『永続敗戦論』で言うように、アメリカとの戦争の継続のために韓国、中国と争って、アメリカに永遠に負け続けるのである。著者の白井聡は最近、天皇の存在感がなくなってアメリカのみに従属するようになったと言っている。

政治学者・白井聡が語る〈安倍政権の支持率が下がらない理由とその背景〉

しかも対米従属の安倍外交を「外交の安倍」などと言って、支持率上昇の理由にしたりしている。(しかも支持率上昇の理由はほぼこれだけwww)
私もアメリカの傘下に入ること自体は否定しない。しかし従属しながらも、自由度を上げる努力をするべきである。日韓軍事同盟は、日本の対米面での自由度を上げるのにつながる。
また、日韓同盟が締結される際、竹島が帰ってくる可能性がある。そんなに大きな可能性ではないが。
日韓同盟は対中国以上に対北朝鮮が重視され、北朝鮮が崩壊し、北朝鮮が韓国領となった時の経済援助の見返りとして、竹島変換を要求できるのである。

さて今回は、橋下徹氏の記事。

president.jp

私はプレジデントオンラインを購読していないので、ただで見える限りでの私の見解である。
日本が尖閣諸島の国有化を取り下げることで、中国の国有化も取り下げさせるところなど、一見して外交の教科書のようである。
しかしこの論、実は視野が狭い。日中関係を考えるにはもっと視野を広く、より南の方を見なければならない。
見るべきはシーレーンである。
中国は南沙、西沙諸島の領有を主張してシーレーンを支配しようとしている。中国にシーレーンを支配されたら、日本は日干しになる。
だから橋下氏のような尖閣問題の解決は、日本が南沙諸島で軍事行動ができるようになってからでなくてはならない。
また橋下氏は、日本に力がないことを言い過ぎている。

lullymiura.hatenadiary.jp

で三浦氏は、アジアに勢力均衡を持ち込めるのは、米中を除けば、序列は下がっても日本しかないと言っている。もっとも国民の意識は勢力均衡外交を支えるほどではないとも付け加えているが。
国民の意識を変えていくには、憲法改正を含めた幅広い議論が必要だが、まずはアメリカのように、台湾有事の際に台湾で軍事行動ができるようにすることだろう。
もっとも台湾にこのような話を持ち掛けても、中国に配慮して条約が締結できない可能性が高い。日本が諸外国に頼られるようになるためには、国内の意志統一と、軍事的に信頼を得るための努力が必要である。

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