坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。サブブログ「人の言うことを聞くべからず」+では古代史、神話中心にやってます。 NOTEでもブログやってます。「坂本晶の『後悔するべからず』 https://note.com/sakamotoakiraxyz他にyoutubeで「坂本晶のチャンネル」やってます。

東京は単純にコロナ予防に失敗している

新型コロナウイルスの感染者が再び増加し、現在東京では一日50~60人の陽性者が確認されている。6月初めには10人を割っていたはずなので、1ヶ月足らずで急増したように見えるが、これに日本の感染拡大のピークが諸外国に比べて極端に低いからである。はっきり言って諸外国とは感染者数の桁が違う。
日本の感染拡大のピークは3月で、東京で一日の感染者数が200人を超えた程度である。当時は欧米の状況が悲惨で、日本も同じようになるという危機感が強く、新型コロナが季節の影響をどれだけ受けるかということもわかっていなかった。
実際には4月7日の緊急事態宣言より前に感染拡大はピークを向かえており、緊急事態宣言の効果が疑問視されている。

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日本では一日の感染者数の約半分が東京での感染者である。
東京は日本の中心であり、1400万人の人口がいる。
しかし東京は、他と比べて感染が拡大し過ぎている。
日本第二の都市は大阪と思われがちだが、実は横浜市である。
横浜市は人口376万人、神奈川県で922万人である。横浜で今日は28人の感染者が出たが、それ以前は5人10人である。
大阪では今日は5人で、連日0人だった頃に比べてじわりと増えているが全く危険水域外である。
人口密度でいえば東京都は6383人/平方km、23区で15451人/平方kmである。
しかし横浜市の人口密度は8594人/平方km、大阪市は12215人/平方kmである。東京の感染拡大は過密人口が原因だが、感染拡大を止められないほど過密している訳ではない。東京が感染対策に失敗しているのである。
大都市で感染症が広がれば、影響を受けるのは衛星都市、次に大都市との往来が多い他の大都市である。
大阪もまだ感染者数が少ないながらも東京の感染拡大と関係があると私は思っているし、横浜も夜の街からの感染者が半分を占めているが、東京と横浜を往来した者が夜の街で感染を拡げたと見るべきである。仙台でも感染者が出ているが、それも東京との関係が強いと見ている。

現在都知事選の最中で、現職の小池百合子氏が再選されるのはほぼ確実である。
都知事選で感染拡大が話題にならないし、感染対策も特になされていないが、別に無策なのではない。
選挙期間中に慌てて感染対策をやると、小池氏が感染対策に失敗したように見えるから、敢えて無策を装っているのである。いわば都知事選のために感染症対策が遅れているのであり、小池氏が再選されれば、夜の街を中心にした感染対策が為され、それに伴い東京発のコロナの感染拡大は下り坂へと向かい、この夏場を乗り切ることができる。

秋以降に懸念されているコロナの第2波だが、日本に限らず、アジアでの感染者が少ないのはよく指摘されていることである。
これについてはBBC接種による自然免疫、別種のコロナウイルスに感染した経験による交差免疫などが指摘されている。これらにより基本再生産数も最低で1.4に見積もられている。合わせて致死率も0.2~0.6%と見られている。
また感染予防についても、接触確認アプリや下水からウイルスを検知する方法などが開発されて、早期に感染者を隔離できる体制が整いつつある。
治療薬もレムデシビルや重症患者に効果のあるデキサメタゾンなどが開発されている。第2波といっても、私などは11月までは平穏に過ごせると予想している。

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それ以降についても、阪大発の創薬ベンチャーアンジェス」が早期承認を目指してワクチンの治験に入っている。

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第2波は回避される可能性が高いのである。

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