坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。サブブログ「人の言うことを聞くべからず」+では古代史、神話中心にやってます。 NOTEでもブログやってます。「坂本晶の『後悔するべからず』 https://note.com/sakamotoakiraxyz他にyoutubeで「坂本晶のチャンネル」やってます。

菅政権は本当に安倍政権の継承政権なのか?

「敵の敵は味方」「昨日の敵は今日の友」 - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

を書いてから4ヶ月経つが、未だに「敵の敵は味方」「昨日の敵は今日の友」の行動原理で動く者を見ない。
むしろ、同調性が強化されて没個性になっている。今の時代信念に生きることに意味なんかないのにwww。それこそ長年の盟友関係を切り捨てて菅首相についた誰かさんとか、昔の大河ドラマ太平記』の 陣内隆則演ずる佐々木道誉のように「ワッハッハ!!」と大笑いしてさっきと真逆のことをいうくらいふてぶてしい人間が今の時代に必要なんだけど。
そこで変わりたいと思っている人に一言アドバイス。自分の属している組織やグループに腐敗や衰退の匂いを嗅ぎとったら一目散にそこから抜け出すこと。
逃げる時にみんなで逃げても同調圧力に抵抗する個性は作れない。勝負すれば勝負勘がつくように、衰退するところからいち早く逃げれば嗅覚が身に付くのである。

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10月になったというのに、この時点で「菅首相」と呼んでいる記事を見たことがほとんどないことに気づいた。
もっとも先月の16日に首相に就任した菅氏が「菅新首相」「菅新総理」と呼ばれるのは許容範囲である。しかしこの記事が異様なのは主語を抜いて文章が続いていることで、最後の方で「菅総理」とかかれるまでセリフの中でしか名前が呼ばれない。単に菅首相の欠点を指摘したのではなく、菅首相を認めないという底意を感じる記事である。

総理大臣は「首相」と呼ぶのが7、8割で、「総理」と呼ぶことは少ない。
その理由は、メディアにとって政権は対立勢力だからである。だから「政権」と呼ぶことが多くても、「内閣」と呼ぶことが少ない。「内閣」というのは内輪の感覚なのである。しかし記者は会見の際は「総理」と呼ぶので、たまに内輪感覚がでる。しかし記者会見で「総理」と呼ぶのは、正式名称に近い方が正しく、マナーに則っているということである。それが記事で「総理」と呼ぶと、「首相」より軽んじている印象となる。その理由は、我々は普段こういう言葉の起源を忘れているからである。
内閣総理大臣」は正式名称だが、文章の冒頭でならともかく、一度「~首相」と書いてから「~内閣総理大臣」と書くと、その人を人間と思っていないくらい不敬な印象を与えてしまうから日本語って不思議。

ところで菅内閣総理大臣だが、中小企業の統合再編、地銀の再編などを唱えているが、それのどこが安倍政権の路線継承なのだろう?
今の菅政権には、「継承政権らしさ」がないのである。

…とこう書けば、正式名称で首相を呼ぶことの不敬さがわかるでしょ?www。
こうなるのも、メディアの対立する姿勢というのが建前に過ぎず、本音では権力にすり寄っているからである。いわば

日本の二元論 - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

の二元論、そして護憲と改憲の構造と同じだが、我々は公正な社会を望んでいるように見せながら、本音では時の総理に「死ね」と言われたらその場で首を吊ってしまわなければならないほどの隷属を他者に要求しているのである。

菅政権の安倍政権の路線の「継承政権らしさ」に戻そう。
地銀の再編などは安倍政権がやろうとしていたことなのかもしれないが、安倍政権が続いていれば今地銀の再編をやっていたはずだという必然性が感じられないのである。
デジタル庁についても、公文書の公開を渋っていた安倍政権のやりたいことだったとは思えない。
デジタル庁の意味は、コロナ禍でのマイナンバーカードによるネット投票での衆院選実施にある。ならば衆院解散を実施する努力をするべきなのだが、菅政権はむしろ衆院選を回避しようとしているように見える。そもそも8月28日の安倍前首相の辞任記者会見までに調整は進んでいたはずだから、臨時国会も9月末から今ぐらいには開催できたはずである。今月の26日開催などあり得ない。
デジタル庁にはもうひとつ意味があって、安倍政権が対コロナ政策として、貧困層向けに一人当たり30万円の定額給付金を配ろうとして、時間がかかり過ぎて断念し、国民一人当たり10万円の定額給付金に切り替えられたという経緯があった。所得の把握には行政のデジタル化が必要だったのである。そういえば10万円の定額給付金に切り替えて岸田前政調会長の案を潰したのは菅さんだっけ?ありがとう菅さん!!おかげで俺も定額給付金をもらったよ!
さらに言えば、新型コロナを指定感染症2類から4類か5類に引き下げると安倍さんの辞任記者会見で述べたが、未だに引き下げがされていない。
新型コロナはインフルエンザに比べて危険度の低いウイルスなのがわかってきており、これから冬を迎えるに当たり、新型コロナによって植え付けられた恐怖心を払拭する必要がある。ぐずぐずしてると引き下げても場当たり感がが出て、国民の信頼を失ってしまう。

日本学術会議の任命拒否についても、安倍政権とは対応が全く違う。安倍政権はもっと横暴だった。
全盛期の安倍政権の特徴は、権力は横暴でありながら、社会全体にはリベラルな政策を取り入れ、しかも保守派も同意できるラインにうまく着地させていくことだった。また安倍政権で格差が進んだという指摘もあるが、最低賃金を少しずつ上げてきたことと、失業率が低かったことで、総合的にどの層の人々も一定の満足のいく政策がなされてきた。
しかしそのためには、国民をヒヤリとさせるようなこともしばしば行ってきた。教育勅語の話云々などで、安倍さんはやはり反動家なのかと何度も思ったし、高度プロフェッショナル制度の可決では、遺影を手にした過労死遺族の前で可決成立させるなど、安倍政権のヒール(悪役)ぶりを指摘するに留めたが、本当は胸が痛かった。
そもそも安倍政権なら、日本学術会議などというマイナーな組織を狙いはしないのである。

今のままでは冬のコロナ禍で国民を疲弊させ、来年の総裁選では菅首相は惨敗、運良く再選されても衆院選で自民が惨敗するという結果に陥るのが目に見えている。
菅政権は、もう一度安倍政権の路線を継承した政権であることを大々的にアピールし、いつやってもよさそうな再編事業などではなく、ポスト安倍政権らしい骨太の政策を実行すべきである。

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なぜか魚拓が取れなかったのでスクショを貼るが、都構想賛成が反対に5ポイントも差をつけているのにこんな発言は不要。もっとも万一否決されてもまたやるけどねwww。都構想は道州制起爆剤なので外せないのである。都構想をやめるなら、維新は解党しなければならない。そんなことより

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簡単にいえば、ダーウィンの進化論と一緒で、APUが日本初の学長国際公募を実施したとき、推薦されて選ばれてしまったので、あきらめて頑張るしかないというのが根本です。人間の人生はいろいろな人との出会いなどの偶然で決まるので、僕は自分で人生は選べないと思っています。

 

都構想のイメージダウン。こういうのをなんとかしろ。

今月は全部メインブログ更新でいくよー!!
多分来月もそうするよー!!
場合によっては再来月もそうするよー!!
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