坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。サブブログ「人の言うことを聞くべからず」+では古代史、神話中心にやってます。 NOTEでもブログやってます。「坂本晶の『後悔するべからず』 https://note.com/sakamotoakiraxyz他にyoutubeで「坂本晶のチャンネル」やってます。

格差社会に対抗するには、自分でなんとかするしかない

今度消費税が増税されるらしい。

何%増税されるのかわからないが、15%になるんじゃないかという意見もあり、そうなれば日本の消費税はEU並みになってくる。

日本でも格差が開いてきているが、それでも日本は比較的格差の少ない国である。しかし消費税は、高所得者からも低所得者からも取る税金である。低所得者が消費税増税に対処する方法は、エンゲル係数を高めて消費を抑えるしかない。消費税は低所得者にとって負担の大きい税である。

YouTube増税しない方が景気が良くなるとか、埋蔵金を発掘して防衛費に使えばいいとか、いろんな意見を聞いたが、どうも税収アップの方法が消費税しかないらしい。

そうなると、格差は益々開くことになる。エマニュエル・トッドによると、日本はスウェーデンデンマークと同じ直系家族の国であり、基本的価値は不平等なのだが、基本的価値が不平等でも格差の開きが少ないのが直系家族の特徴である。つまり直系家族ののもう一つの価値である権威が公平な分配をすることにより、内面の不平等が抑えられるのである。しかし格差が大きくなると、その基本的価値が揺らいでくる。

最低賃金は年々上がっているが、それも格差の拡大を防ぐほどではない。

もっとも、私はそれでいいと思う。

格差が広がるからといって、餓死しそうな貧困層ができるわけではない。

生活保護制度もあるし、私もそれを利用している。そもそも日本で格差がそんなに開かないのは、デフレで給料が全く上がらなかったからである。

終身雇用のため、みんなが給料が上がらないのを我慢せざるを得なかった。

今でも大企業を中心にリストラが続いている。それも希望退職募集で、応じないと窓際、壁際に追いやられる。そこまでしつこい正社員いじめをしても、リストラはなかなか進まない。

何もしないものは益々貧しくなる。(もっとも私も何もしていないが)

自分の所得を上げるためには、自分で何かをしなければいけない。そうして所得格差は広がっていくのである。

 

今、副業をする者がどんどん増えている。いいことである。

これからも副業で稼ぐ人や、起業家、フリーランス、自営業者は増えていくだろう。

派遣も人が少なくなっている。「派遣はいい」と思う人が増えているようで、ハローワークも派遣の求人が少なくなっている。これも結構なことである。

もっとも今は景気が上向きで、わざわざ派遣でなくても求人が可能という事情がある。しかしそれも金融緩和による円安によるところが大きかった。それも今は円高に振れ、日銀は金融引き締めに動きそうな気配である。

それもいいだろう。貯蓄に勤しむ中間層は、アベノミクスによる資産価値の目減りを必ずしも快く思っていなかった。インフレについて一定の目標を達成した政府としては、ここで中間層の期待に応えておこうと思っているのだろう。

副業や自営業者達が、これから日本社会を益々自由にしていくが、それでも日本はものが言いにくい国である。今でも店舗内ではマスクを外すこともできない。

外国に住むことを志す人は、外国に行ってものを言おう。コロナを2類から5類に下げた方がいいと思う人はそう言い、派遣はやめた方がいいと思う人はそう言う。派遣社員は労働運動をした方がいいと思う人は、外国に行ってそう言うのである。

コロナで、多くの飲食店が潰れた。私の住む山形でも、多くの馴染みの店が消えた。

何年も料理の勉強をして、コロナで店が潰れて、今までの人生は何だったんだと思っている人は多いだろう。そういう人は外国で自分の料理の腕が通じるか、試してみるのもいいと思う。外国で成功して、日本に捲土重来で店を出して一杯3000円のラーメンとか出したら面白いね。

 

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