坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。新ブログ「人の言うことを聞くべからず」+を開設しました。古代史、神話中心のブログです。

今回の衆院選についての一週遅れの議論

今年の半ば頃に、橋下徹氏が教育の無償化には憲法25条の改正が必要だと述べた。 小泉進次郎氏との議論の中で出たことで、教育無償化論を言い出したのは小泉氏が最初かと思われる。 なぜ25条の改正が必要なのかについて、橋下氏は明確に論証しなかったようで…

『娚の一生』『姉の結婚』

いつの時代も、文化は若者のものでなければならないと思う。 しかし高齢化の時代には、若者が文化の中心でありながらも、中高年の文化に占めるシェアが大きくなる。この点、『娚の一生』と『姉の結婚』は成功した作品と言える。 しかし、成功したこれらの作…

パワハラ上司は無能である①

よく、仕事中に「何やってんの」と言ってくる上司がいる。 その時、私は「ああ、こいつはパワハラ上司だな」と思う。 パワハラ上司はよく、「なぜそのようなことをするのかわからない」という意味のことを言う。 このパワハラ上司の言葉は、部下の否定のよう…

日本型ファンタジーの誕生⑫~「魅力的な悪役」

おそらく『ガンダム』以降だと思うが、マンガやアニメにシャアのような「魅力的な悪役」が登場するようになった。 機略に長け、時に犠牲を顧みず、自分の目的に邁進する「魅力的な悪役」達。 私にとって一番の「魅力的な悪役」やはりベジータ、それもナメッ…

日本の右翼を牛耳る外国人勢

最近のツイッターのハイライトでしばしば人気ツイートになるのが石平、いやツイッター名義の石平太郎氏、ケント・ギルバート氏などの外国人勢である。 内容は多くが韓国、中国批判、沖縄米軍基地移転批判、共謀罪法案賛成、など、右翼そのものの言動である。…

ドラゴンボールを考える⑤~『宇宙サバイバル編』の予想と『復活のF』

さて、『ドラゴンボール超』(以下DB超』)の今クールED『遥』の動画をご覧頂こう。 少し前まで、「悟空が見えない敵と戦っている」という動画がyoutubeにアップロードされていたが、今はない。 あの動画がなければ、これから述べることは考えなかった。 こ…

流行

コアラ、ラッコ、エリマキトカゲ、その他いくつもの、私の覚えていないほどの流行が私の子供の頃にあった。 大人も子供も、常にこの話題で持ちきりだった。 それは一種の強迫観念で、時に苦痛なものだった。 私にとって苦痛だったのは『ガンダム』の流行だっ…

日本型ファンタジーの誕生⑪~『亜人』:永井圭

『亜人』は一巻では原作が三浦追儺、作画が桜井画門となっており、二巻以降から原作、作画共に桜井画門となる。 なぜそうなったのか、講談社は語っていないが、想像を広ければ、設定は三浦が行ったが、作品にテーマを与え、テーマに基づいたストーリーに変え…

弁護士が無能すぐるww③

sakamotoakirax.hatenablog.comの続き。 先日、日弁連から通知がきた。主文 本件異議の申出を棄却する。 理由 当部会が審査した結果、同議決書(山形県弁護士会の議決書)の認定と判断に誤りはなく、同弁護士会の決定は相当である。 議決書には、日本弁護士…

小池田マヤ『しのぶもちずり』

小池田マヤの『しのぶもちずり』は労作である。 傑作ではない。しかしこの作品は、作家の使命感がある。 それは「主人公にならない人間を主人公にする」というものである。 創作とは既成のものを打ち破るものであり、そうである以上紋切り型の作品を作る作家…

信長の戦い②~うつけの正体

信長の父の信秀の代に、織田家は三河の安城城、大垣城に進出していた。しかし安城城は今川の手に渡り、大垣城も信長が家督を継いだ年に斎藤氏に戻った。 こうして、信長の勢力は尾張国内に限定され、信長の戦争もほとんどが尾張国内で行われる。家督を継いだ…

維新はなぜ共謀罪法案に賛成したのか

サブブログ更新の予定だったが、予定外の事態のため、メインを更新する。サブ更新は来月行う。 問題はこの記事、 www.asahi.com 森友、加計学園、豊洲市場移転問題、など、前回の記事とかぶっている。安倍政権の支持率については、私が下がっているとしたの…

「正論が通る時代」と共謀罪法案

トピック「共謀罪」について 桝添前都知事が辞任した時、「もう都民税払いたくないですよ」と答える人がいた。 冗談じゃねえ、お前らちゃんと都民税払えよ、と私は思っていた。 桝添氏は問題であっても辞任させるほどではないと私は思っていた。 桝添氏のよ…

ドラゴンボールを考える④~『神と神』編:強くなるビルス

まずはこのOPから なんかすぐ削除されてしまいそうだけどww それでもアニメのOPのままで視聴するのがいいだろう。 『限界突破×サバイバー』に代わるまで、約1年半『ドラゴンボール超』(以下『DB超』)のOPだった曲である。 OPは大体据え置きで、EDは1クー…

護憲派は逃げるな!!

安倍首相が、2020年に憲法改正を行うと決めた。 内容は、憲法九条の一項と二項を残したまま、第三項として自衛隊を明記するというものである。 私は、この改正案に消極的に賛成である。 この憲法改正で、護憲派は一時的に息を吹き返す可能性がある。 この憲…

日本型ファンタジーの誕生⑩~グロテスクな怪物たち

昔あるブロガーが「虫も子供の頃から慣れ親しんでいれば、大人になっても虫に触れるようになる」と言っていたが、私は違うと思った。 私は子供の頃に平気で虫に触っていたが、今は全く触れないからである。 ただ、なぜ子供の頃に触れた虫に、今触れないのか…

弁護士が無能すぐる②

sakamotoakirax.hatenablog.comの続き。 解答書を書いてから一週間ほど経っても、、及川弁護士から相手方の書類の原本は届かなかった。 着手金の返金もない。 (んじゃそろそろか) 非常に面倒くさかったが、力を振り絞ってメールを書いた。書類には金額が載…

日本型ファンタジーの誕生⑨~『進撃』5.『進撃』に見る「父殺し」

大塚英志はその著『ストーリーメーカー』で、「父殺し」を父との同一化だと主張している。 大塚はジョゼフ・キャンベルの『千の顔を持つ英雄』を論拠にしてそう主張している。 『千の顔を持つ英雄』は、『スター・ウォーズ』にインスピレーションを与えたこ…

韓国について

韓国が釜山の日本総領事館の前に慰安婦像を設置しようとした時は、日本は外交官を引き揚げたりした。 政府の態度は、評価できるものだった。 別に日本のプライドなどと言うつもりはない。 しかし韓国の行動は国際法違反であり、日韓合意を踏みにじるものだっ…

消失する父親像

矢沢あいの『NANA』を特徴づけているのは、登場キャラの自由さの他に、登場キャラの孤児率の高さにある。 大崎ナナは母親は4歳の時に蒸発し、父親は全くわからない。祖母は15歳の時に死んでいる。 本城蓮(レン)は捨て子、高木泰士(ヤス)は両親を交通事故…

遅ればせながら、日米首脳会談

(マスコミ)大統領就任式の出席者は異例の少なさだった (T)そんなことはねえよ!100万人はいたよ!史上最高の就任式だよ! (T)アメリカ合衆国はTPPを永久脱毛する!! 大統領就任早々から、時に世界中を笑わせ、また困惑させてきたトランプ大統領は、日…

信長の戦い①~道三は信長の「本気」を見た

『名将言行録』にあるエピソード。 信長が濃姫を娶った後、濃姫が眠っているのを見て、ひそかに起きて外に出、明け方になって帰ってくることが一ヶ月ほど続いた。 濃姫は信長が浮気をしていると思って信長を問い詰めたが、信長は話をはぐらかす。 そこでさら…

野党は壊滅する

昨年の安保法制で一時支持率を下げた安保政権は、それほど間を置かずに支持率を回復し、40%台を維持している。 一見安定しているかに見える安倍政権だが、既に陰りが出ているというのが私の読みである。 と橋下徹は必ず復活する - 坂本晶の「人の言うことを…

ドラゴンボールを考える③~ヤムチャは戦力外!?

昔大学の後輩が、名前は忘れたがドラゴンボールに影響を与えたか影響を与えられたかというアメコミの話をしたことがあった。 「へー、それどういうマンガ?」 と私が聞くと、 「ヤムチャがいっぱい出てくるマンガです」 と後輩。 ヤムチャ!? その頃私はネッ…

あざなわvsトイアンナ、真相は!?

サブブログ更新の時期ですが、気になることがあるのでメインを更新。サブは3月に更新します。 気になるのはコレ。 「名前を出してはいけないあのお方」の名前を出した途端、エゴサーチでいきなり晒されるスラップRTの恐怖 - あざなえるなわのごとし 昨日は…

見えない世相③~日本人は父親を尊敬していない

見えない世相②~ネガティブな誠実さ - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」 で、「一生ひとつの会社で働きたい」が半年の間に60%から30%に下がっていることについて、これは若者の、ひいては日本の職業観形成の失敗である。 就職直後に「一生ひとつの会…

日本型ファンタジーの誕生⑧~ゲームがファンタジーへの扉を開いた

私の子供の頃のファンタジーについての記憶は、学校の図書室でのことである。 小学生の頃は図書室で、『西遊記』や『グリム童話』などをよく読んでいた。 するとある時、友人が私のところに来て、 「そんなのを読むなんて気取ってるな」 というようなことを…

日本は中国に勝てない

トランプ氏が大統領になる - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」 を書いた時にいい忘れたが、この記事は、 米軍駐留費の負担についてだが、これはのらりくらりとかわすべきだろう。「負担しなければ撤退」はブラフで、トランプ氏の安全保障への意識は高い…

日本型ファンタジーの誕生⑦~アイアムアヒーロー②

『進撃の巨人』(以下『進撃』がマキャベリズム的な冷酷さを打ち出すことで、逆に作品に生命力の強さが打ち出されているのに対し、『アイアムアヒーロー』には自殺が多い。 アウトレットモールで、村井はBB弾が切れると橋から飛び降り、カメラマンの荒木は少…

「ヒロシマ」は「この世界の片隅」ではない

『この世界の片隅に』は、話題になった時に一度買い、古本屋に売った。 今回映画になって、映画は見ずにもう一度マンガを買った。 読んでみて、新たに気づいたことがある。 すずの婚家は、戦時中の一般的な家庭の姿ではない。 私もそうだが、すずのようにぼ…