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坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。新ブログ「人の言うことを聞くべからず」+を開設しました。古代史、神話中心のブログです。

信長の戦い①~道三は信長の「本気」を見た

『名将言行録』にあるエピソード。 信長が濃姫を娶った後、濃姫が眠っているのを見て、ひそかに起きて外に出、明け方になって帰ってくることが一ヶ月ほど続いた。 濃姫は信長が浮気をしていると思って信長を問い詰めたが、信長は話をはぐらかす。 そこでさら…

野党は壊滅する

昨年の安保法制で一時支持率を下げた安保政権は、それほど間を置かずに支持率を回復し、40%台を維持している。 一見安定しているかに見える安倍政権だが、既に陰りが出ているというのが私の読みである。 と橋下徹は必ず復活する - 坂本晶の「人の言うことを…

ドラゴンボールを考える③~ヤムチャは戦力外!?

昔大学の後輩が、名前は忘れたがドラゴンボールに影響を与えたか影響を与えられたかというアメコミの話をしたことがあった。 「へー、それどういうマンガ?」 と私が聞くと、 「ヤムチャがいっぱい出てくるマンガです」 と後輩。 ヤムチャ!? その頃私はネッ…

あざなわvsトイアンナ、真相は!?

サブブログ更新の時期ですが、気になることがあるのでメインを更新。サブは3月に更新します。 気になるのはコレ。 「名前を出してはいけないあのお方」の名前を出した途端、エゴサーチでいきなり晒されるスラップRTの恐怖 - あざなえるなわのごとし 昨日は…

見えない世相③~日本人は父親を尊敬していない

見えない世相②~ネガティブな誠実さ - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」 で、「一生ひとつの会社で働きたい」が半年の間に60%から30%に下がっていることについて、これは若者の、ひいては日本の職業観形成の失敗である。 就職直後に「一生ひとつの会…

日本型ファンタジーの誕生⑧~ゲームがファンタジーへの扉を開いた

私の子供の頃のファンタジーについての記憶は、学校の図書室でのことである。 小学生の頃は図書室で、『西遊記』や『グリム童話』などをよく読んでいた。 するとある時、友人が私のところに来て、 「そんなのを読むなんて気取ってるな」 というようなことを…

日本は中国に勝てない

トランプ氏が大統領になる - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」 を書いた時にいい忘れたが、この記事は、 米軍駐留費の負担についてだが、これはのらりくらりとかわすべきだろう。「負担しなければ撤退」はブラフで、トランプ氏の安全保障への意識は高い…

日本型ファンタジーの誕生⑦~アイアムアヒーロー②

『進撃の巨人』(以下『進撃』がマキャベリズム的な冷酷さを打ち出すことで、逆に作品に生命力の強さが打ち出されているのに対し、『アイアムアヒーロー』には自殺が多い。 アウトレットモールで、村井はBB弾が切れると橋から飛び降り、カメラマンの荒木は少…

「ヒロシマ」は「この世界の片隅」ではない

『この世界の片隅に』は、話題になった時に一度買い、古本屋に売った。 今回映画になって、映画は見ずにもう一度マンガを買った。 読んでみて、新たに気づいたことがある。 すずの婚家は、戦時中の一般的な家庭の姿ではない。 私もそうだが、すずのようにぼ…

トランプ氏が大統領になる

私自身は、基本的に情報に疎い。 だから、世間が相当騒いでから、少しずつ情報収集をする。 トランプ氏の情報収集をしたのも、去年の4月頃からである。 トランプ氏に注目を始めた頃は世間が騒然としていたこともあり、「これは大統領になるか」と思ったが、…

ナンセンスギャグの限界~『暗殺教室』

出欠確認と同時に始まる一斉射撃。 不意討ちでターゲットの命を狙う生徒達。マッハ20のターゲットは生徒達の攻撃を難なくかわす。 ターゲットは最高の教師。殺せんせーの指導で、生徒達は勉強にも自信をつけていく。 勉強も暗殺も一生懸命。まかり間違って流…

弁護士が無能すぐるww①

『水瓶座の女』を出版した太陽出版の編集プロダクションのザブックからは、2年間印税をもらっていない。 『水瓶座の女』がいくら売れたのかもわからない。2014年の夏まではザブックの山下隆夫と話していたが、話が進展しないのと、私自身本が売れていなかっ…

法曹界が尻軽すぎる

日本の自衛権に関わるものとして、有名なものに砂川判決がある。 憲法第9条は日本が主権国として持つ固有の自衛権を否定しておらず、同条が禁止する戦力とは日本国が指揮・管理できる戦力のことであるから、外国の軍隊は戦力にあたらない。したがって、アメ…

第二次世界大戦とチャーチル

第二次大戦の連合国のリーダーであるチャーチルは、アメリカが参戦するまでの苦しい期間、地中海作戦によって逆境を凌いでいた。 開戦まもなくフランスを占領し、イギリスを空爆、スカンジナビア、さらにソ連と戦線を拡大していくナチス・ドイツ相手に、チャ…

超個人主義者達はなぜ生まれたのか

sakamotoakirax.hatenablog.com の続き。 90年代の超個人主義者は時代を騒がせたが、その後話題になったことがない。 むしろ話題になったのは、父親を尊敬する子供達の方である。 香山リカが『ぷちナショナリズム症候群』を出版したのは2002年である。『ぷち…

ドラゴンボールを考える②~悟空はギニューに10倍界王拳を使っていない

日本型ファンタジーの誕生⑥~ドラゴンボールを考える① - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」 で述べたように、『DB』は悟空がピッコロと天下一武道会で戦う時まで、実にゆったりとストーリーが進行する。 孫悟空を中心とした、読んでいて読者が安心できる…

殺人事件の傾向が変化している

9月から、毎日数回殺人事件をネットで調べていた。 私はいずれ、日本の犯罪発生率が挙がると思っている。それで毎日検索していたのだが、殺人事件がしょっちゅう起こってはいても、殺人事件が増えているという印象までは持たなかった。殺人件数までは調べて…

日本型ファンタジーの誕生⑥~ドラゴンボールを考える①

『ドラゴンボール』(以下『DB』)は最初は盗賊や世界征服を企む集団などを敵としていくが、長期化するにつれて物足りなさを感じてきたところで、ピッコロ大魔王が登場する。 ピッコロは世界の王となった後、「犯罪をするのも自由」とする。 世界征服とは税…

90年代の超個人主義者達

「なぜ人を殺してはいけないのか」と大江健三郎に質問し、「その質問自体が間違っている」と回答される。 コンビニの入口付近の縁石に座り込み、事あるごとに既成の概念に対立した世代、つまり90年代の超個人主義者と呼ぶべき者達。私は彼らと学生時代に出会…

日本型ファンタジーの誕生⑤~アイアムアヒーロー①

『アイアムアヒーロー』4巻で、鈴木英雄と早狩比呂美が、ZQN化した比呂美のクラスメイト二人に襲われる。 ZQNとなった可南子が比呂美と英雄に襲いかかるが、もう一人のZQN、紗衣が可南子に噛みつき、紗衣の意図が不明ながらも、比呂美と英雄を助ける格好にな…

ヒューマニズムと社会性

最近思っていて、書きたいと思いながらどう書けばいいかわからなかったことを書こうと思うきっかけになったのは、この記事である。 blog.kuroihikari.net この記事はきっかけであり、本筋についてどうこういうつもりはない。ただ気になったのがこの一文であ…

日本型ファンタジーの誕生④~戦後の平和主義的正義観を変えたガンダム

戦後のストーリー作品で勧善懲悪をテーマとした作品で、『ウルトラマン』などに登場する怪獣の多くは、猛獣をイメージさせるキャラクターと思われる。 猛獣は本能に従って行動しているだけだが、人間にとって有害なので駆除する。怪獣達も本能で行動している…

日本型ファンタジーの誕生③~鬼退治と平将門と江戸時代の妖怪

①どのようにして日本型ファンタジーは生まれたのか。 ②日本型ファンタジーはどのように展開、発展するのか。 と 『進撃の巨人』を考える④~日本型ファンタジーの誕生① - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」 で述べたが、前回②を先に書いたのを言い忘れた…

日本型ファンタジーの誕生②~主人公を傷つけるヒロインと距離感のあるヒロインたち

日本型ファンタジーのヒロインについて考える時、私が思い出すのはこのマンガである。 小池田マヤ「不思議くんjam」の感想を書いてみた - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」 では書いてなかったが、『不思議くんjam』ではヒロインが主人公のライバルと肉体…

庵野の警告『シン・ゴジラ』

本当は『帰ってきたヒトラー』を観ようと思っていたが、もう上映が終わっていたので『シン・ゴジラ』を観た。 観て良かった、と思った。 巷では、不測の事態に対応出来ない日本の問題を扱った映画として話題になっている。 しかし、はてなブログでの感想は肝…

『進撃の巨人』を考える④~日本型ファンタジーの誕生①

『進撃』16巻で、囚われたエレンは自分の持っている巨人の力「座標」が、レイス王家の者でない自分が持っていても「世界の記憶」を引き継ぐことができないことを知る。 「世界の記憶」を継承した者は、その記憶を人類に広めることができるが、それをした者は…

『NANA』は日本人の人間関係を変えた。

私はこのマンガを見た時、「現実にこんな頭のいい奴らはいない」と思った。 別にタクミやヤスのような、格別に頭のいいキャラだけではなく、ハチやノブといったアホキャラさえ、私の知ってる人よりずっと頭がいいと思ったのだ。 もちろんそれは連載当時、単…

二個だけ

kutabirehateko.hateblo.jpに対して。 コメント載せろと言ったのは、そっちが質問したのに載せなかったから。そういうのは印象操作と思われても仕方ない。 承認制は否定しないが、注意しないと印象操作と思われるし、いちいち言い訳するくらいならコメント欄…

くたびれはてこはたちが悪い。

ある記事についてブクマとコメント欄で議論していたが、「そっちのブログで書いて」と言われたので、遠慮なく。 まず引っ掛かったのはコレ kutabirehateko.hateblo.jp はてこはここで、元エントリーと後続エントリーの内容について語っているが、問題は、 わ…

ロシア遠征からナポレオンを見る

1812年、ナポレオンはロシア遠征を起こした。 ナポレオンが集めた大陸軍は691500人。歴史上、これだけの規模の軍勢を集めた例は他にない。 ロシアに進攻した大陸軍は、一路モスクワを目指す。 途中、戦闘はほとんど行われなかった。 8月に入って、両軍はよ…

イスラム国を考える

イスラム国は、アメリカやロシアの攻撃により、少しずつその領域を小さくしている。 一時期、イスラム国は今年中に殲滅できるという予測もあった。もしそうなれば、テロの脅威も薄らぎ、この記事も見向きもされなくなるのではないかと恐れながら書いている。…

まどかの決断は自己犠牲ではない

アニメは見ずに、マンガですませた。ただ動画を見る限り、アニメとマンガはほぼ同じ内容なので、その点気にしないで書いていく。 マンガを読んだことで、ひとつ発見があった。それは アニメのキャラの顔横に長すぎ ということである。マンガの方は顔の形が均…

『進撃の巨人』を考える③~世界観を知りたい強迫観念が世界観を生み出す

普通のファンタジー作品は、ドラゴンや魔法などの我々に馴染み深い、特に西洋のファンタジーの世界観を導入して、読者をその世界観に入り込ませる。 『進撃』の世界観の作り方は、そうではない。 読者は世界観を把握していないために、『進撃』の世界観を知…

エマニュエル・トッド

エマニュエル・トッドの本を私は一冊も読んだことはないが、Wikipediaを見ると、どれだけすごい人物かわかる。 エマニュエル・トッド - Wikipedia トッドは家族制度が社会の価値観を決定すると主張し、この価値観から、各国の有り様を説明した。なぜ共産主義…

トランプ氏から見る世界情勢

米大頭領候補のトランプ氏は在日米軍の駐留費を日本が全額負担せよと主張している。 ならばそれを受け入れて、アメリカに地位協定の改善を求めればいいと思っていたが、額を見て驚いた。5兆円である。情報はこちらからである。lullymiura.hatenadiary.jp今…

ケネディ神話の実像に迫る

『進撃の巨人を考える』のシリーズを更新しようと思ったが、イギリスのEU離脱であちこち話が盛り上がっているので、国際政治の記事を書くことにした。 しかし今まで国際政治の記事を書いていないので、下準備ができていない。そこで今回はイギリスともEUとも…

『進撃の巨人』を考える②~訓練兵は二度特攻する

エレンが巨人に食われて、しばらく主人公不在でストーリーが進んでいく。 エレンの死を聞いて、ミカサは逆上し、ガスを使い切って戦闘不能になる。 一度は戦うことを諦めるが、ミカサは「戦え!!」という、かつてのエレンの言葉を思い出す。それはミカサが誘…

『進撃の巨人』を考える①

『進撃の巨人』(以下『進撃』)は、出版不況と言われる中でヒットしている数少ない作品のひとつで、2015年10月時点で累計5000万部を突破している。 一冊あたり200万部超えで、2000年代ならしばしばあったが、最近では一冊あたり100万部超えもない中では珍し…

見えない世相②~ネガティブな誠実さ

見えない世相①~核を攻めない人々 - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」以来、1年2ヶ月ぶりのシリーズ再開である。 このシリーズが長期に止まったのは別件により書く余裕がなかったからだが、あまりに長く期間が空いたため、今回はあまり詳細に分析せず…

橋下徹は必ず復活する

今さら言うまでもないことである。 実に今さらだが、別件によりリアルタイムに書けなかったので、今回の投稿。 以前、同様の記事があり、その記事では橋下氏が復帰したら、 「みんなで『嘘つき』と言いましょー」 と言っていた。バカバカしくてそれ以上読ま…

『あしたのジョー』はジョーと白木葉子の戦い

昭和のマンガに出てくる風景は大体そうなのだが、『あしたのジョー』のドヤ街のような風景を、私は見たことがない。 もちろん、古くさい街並みを見たことはあるが、それは『あしたのジョー』の風景とはどこか違う。 「こんなところに人が住めるのか」という…

日本が憲法を改正しない本当の理由

敗戦の焼け跡の中、 「いやあ、俺はあの戦争は負けると思ってたんだよ」 と言う人が、多数現れた。 あさましくも、生命力に溢れる光景である。戦時中は戦争に一切反対しなかったのは、生き延びるためだという意味が、この言葉の言外にある。 「いやあ、俺は…

私の擬装請負体験(22)~まとめ

シリーズ一回目から読みたい方はコチラ↓ sakamotoakirax.hatenablog.com 前回、ブクマで次回に期待するような発言があった。しかし申し訳ないが、ストーリーとしてはこれで終わりである。なぜならこの後のことは、『水瓶座の女』成立の背景 - 坂本晶の「人の…

私の擬装請負体験(21)

シリーズ一回目から読みたい方はコチラ↓ sakamotoakirax.hatenablog.com 10月15日朝、私はいつも通りにアパートを出た。 しかし会社には向かわずに、検察庁に向かった。 8時頃、私はΘ係長にメールを送った。 〈検察庁に行くので、会社休みます〉 まだ検…

私の擬装請負体験⑳

シリーズ一回目から読みたい方はコチラ↓ sakamotoakirax.hatenablog.com (早速戦いの準備だ) アパートに帰り、クリスタルグループとQ社の雇用契約書を探した。 (B社とR社という、Aグループの二社を又にかけた擬装請負事件だ。日本中大騒ぎになるぞ) まず…

私の擬装請負体験⑲

シリーズ一回目から読みたい方はコチラ↓ sakamotoakirax.hatenablog.com 「坂本はQ社の営業所に行くことになっているから、今日は定時で上がらせるように」 と翌日、朝礼で言われた。 (のっけから釘を刺された感じだな) 「お前、何の用だと思う?」 Vさん…

私の擬装請負体験⑱

シリーズ一回目から読みたい方はコチラ↓ sakamotoakirax.hatenablog.com 9月になった。 この頃になると、私の心境も変わってきた。 それまでは、なんとか今の地位を確保するための行動であり、それができなければ、今の地位に替わる何かを手に入れるための…

私の擬装請負体験⑰

シリーズ一回目から読みたい方はコチラ↓ sakamotoakirax.hatenablog.com 2008年、夏。 私のいる部署は冷房がないので、入口の扉を開け放しにしている。それで涼しくなるとは言わないが、苦情を言わずに作業できるくらいにはなっている。 クリスタルグループ…

私の擬装請負体験⑯

シリーズ一回目から読みたい方はコチラ↓ sakamotoakirax.hatenablog.com Aグループと戦う。 戦う方法、それは内部告発しかない。 それは、私にとってAグループに派遣されることに、全く未来がないことを意味した。 (それなら、Aグループとの戦いを小説にし…

私の擬装請負体験⑮

シリーズ一回目から読みたい方はコチラ↓ sakamotoakirax.hatenablog.com A社についた時には、既に日は沈み、わずかな残照により、人も車も影の形で見えるだけだった。 私は、A社の駐車場に車を止めた。 (ーーさて、俺はここに何しに来たんだっけ?) ってお…