坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。サブブログ「人の言うことを聞くべからず」+では古代史、神話中心にやってます。 NOTEでもブログやってます。「坂本晶の『後悔するべからず』 https://note.com/sakamotoakiraxyz他にyoutubeで「坂本晶のチャンネル」やってます。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

日本型ファンタジーの誕生(22)~『僕だけがいない街』2: 被害者と冤罪者の物語

『僕だけがいない街』(以下『僕街』)で、藤沼悟は殺された母親を発見し、既に死体となった母親を介抱しようとするが母親が生き返ることはなく、悟が再上映(リバイバル)と呼ぶ時間の巻き戻しが起こる。 再上映の後、悟は犯人を追うことで犯人の罠に嵌まり…

左派系永続敗戦構造の崩壊~玉城デニー氏の当選

沖縄県知事選で、玉城デニー氏が当選した。 これで翁長前知事以来の沖縄基地運動が継続されることになる。 翁長前知事が亡くなって、沖縄県が辺野古の埋め立て承認撤回に踏み切ったことで、故・翁長前知事の弔い合戦のムードが高まったことが玉城氏勝利の大…

日本型ファンタジーの誕生(21)~高野苺『orange』: 須和弘人はハイエナ

『orange』はウイキペディアで内容を読んで気になって映画を観たが腑に落ちず、マンガを読んだ。ウイキペディアは説明は充分かもしれないが頭の中に入ってこない。 映画について言えば、ヒロイン役の土屋太鳳は演技力はあるのかもしれないが「かける!」と呼…

偽装請負は日本型経営を殺戮装置に変えた

かつてリベラルを「パワハラ上司、ブラック企業にとどめをさせない程度のリベラル」だと私は言ったが、リベラルがパワハラ上司、ブラック企業にとどめをさせなかったのは、パワハラ上司が元来の「権威ある上司」であり、ブラック企業が元来の「日本型経営」…