坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。新ブログ「人の言うことを聞くべからず」+を開設しました。古代史、神話中心のブログです。

トランプ氏が大統領になる

私自身は、基本的に情報に疎い。

 だから、世間が相当騒いでから、少しずつ情報収集をする。 トランプ氏の情報収集をしたのも、去年の4月頃からである。

 トランプ氏に注目を始めた頃は世間が騒然としていたこともあり、「これは大統領になるか」と思ったが、やがて大したことはないと思うようになった。

 その理由は、トランプ氏は米軍駐留費を全額負担しろと言いながら、一方で各方面での軍事力の増強を主張していたからである。 軍事力増強が基本路線なら、同盟国への負担の要求は難しくなる。結局トランプ氏が大統領になっても、同盟国への負担という点では実を挙げられないのではないかと思ったのである。


 肩書きが立派でも、本物だと感じられない人物がいる。 ただし、その人物が本物でないのに、立派な肩書きを持っている理由を知る機会はほとんど持ったことがない。

 やがて、共和党の有力者(名前も覚えていない)から、共和党候補がトランプ氏になっても不支持が出たりして、トランプ氏が苦境になり出した。その頃にはもう、「どっちが勝つ」と言わないようにしようと決めていた。

 今回のアメリカ大統領選挙は、史上最低の大統領選挙と言われた。

どのようなネガティブキャンペーンが行われたかについては、詳しく追っていないし、仕入れた情報もほとんど忘れてしまった。覚えているのは、 

「大統領選挙で不正が行われている」 

という、トランプ氏の発言だった。

この時点で、私はトランプ氏の負けと判断した。


 蓋を開けたら、トランプ氏が勝っていた。

 それも僅差などではない、充分に差を着けた勝利である。 私の予想は外れた。

blog.kuroihikari.net

ではしごたん氏もトランプ氏勝利を予想していたが、私は外した。

 この時、私はトランプ氏を認めた。

 トランプ氏は、アメリカの大統領にふさわしいのである。すなわち、衰退した国の大統領として。 

この人物は、風呂敷を広げて成果を挙げずに泣き寝入りする人物ではない。

 極端に言えば、世界がどれほど混乱しようとも国益をもぎ取ろうとする人物である。

 それでもイスラム圏とロシアの橋頭堡となるEU諸国に対しては、トランプ氏も譲歩しなければならない場面も増えるだろう。だからトランプ氏が得点を稼ぎに来るのは極東、つまり日本である。

 TPPをやめるといっても、トランプ氏は二国間交渉はすると言っている。米軍駐留費負担の問題は、経済問題と絡めた複雑なものになるだろう。

 特に注目すべきは、トランプ氏が沖縄米軍基地問題について何か語った形跡がないことである。 トランプ氏は、本土と沖縄の対立を利用して漁夫の利を得るつもりである。

本土と沖縄の対立に利はなく、沖縄米軍基地を本土に移転させてでも対立を回避するべきである。


 トランプ氏のアメリカに対し、日本はいくらかの譲歩をせざるを得ないだろうというのが私の見解である。

対抗するには、沖縄やアジア諸国との連係を密にすることを、地道にやっていくことである。