世間は、山口真帆を本当に『天気の子』にしようとしていた。
これが、二回目の裁判の内容なのだろう。山口に弁護士が付かないのをいいことに、裁判で好き勝手に言う。今をところ、この記事への世間の反応は鈍いが、安心してはいけない。
山口事件の一連の騒動は、改正組織犯罪処罰法の適用等を目論んだものと見ている。一時の山口批判一色のマスコミの動きとこじつけの酷さは、秋元の力ではない。
今回の事件の収束は荻野由佳等のメディア出演が攻撃されたことによるものだが、本来は山口擁護が正攻法である。そしてこのような別方面からの攻撃が、いつまでも続けられると思うべきではない。
橋下氏がコメント無しのリツイートで名誉毀損に勝訴したのが話題になったが、メディア出演批判等は完全に侮辱であり、いつ名誉毀損で訴えられるかわからない。
文春が一度報道した山口の録音記事を削除したことを非難しなかった時点で、大衆は既に不利な立場に立っているのである。で、橋下氏は枝野氏に予備選挙によって候補者を一本化するように提案したが、枝野氏は「私の責任で候補者をまとめていく」と答えたという。
8月8日には『News Bar橋下』で
玉木雄一郎氏と討論。
一方、N国の立花党首と玉木雄一郎氏がyou tubeで対談したことで大騒動になった。長島昭久議員まで批判する騒ぎになって、「何でこんなに騒ぐの?」って思ったくらい。
立花氏は与党入りを自民に打診していて、NHKをスクランブル放送にする改革には与党入りしないと駄目だということで一理あっても基本ジョークなんだけど、なんと立花氏が国民民主党に与党入りを打診するという事態に。
自民から国民への与党入りの打診は実際にあったことらしくて、立花氏からの打診は筋違いでもそんなに変なことではない。
玉木氏は批判に対し、「たまきチャンネルは個人のチャンネルだから党とは関係ない」と釈明、しかしその後2回も立花氏と対談した。立花氏が辞任後に残る人材について語ると、「そういう人たち、うちと協力してやれるなー。これ、結構でかい話だよ」と玉木氏が言う事態に。
一方、橋下氏は就任早々の小泉環境相の発言を「ポエム」と批判、福島原発の処理水を福島だけで海に流せないなら全国で受け入れるようにと言い、大阪での受け入れを提案。
https://t.co/j5wupD0wWc
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) September 14, 2019
大阪湾だと兵庫や和歌山からクレームが来るというなら、道頓堀や中之島へ。
こんな煽り初めて見たwww。
また橋下氏の動きに百田尚樹氏が再接近。
今回は評価していただき、ありがとうございます😊😊😊こないだ有本さんからも似たようなこと言われましたが、お二人で変なものでも食べましたか?🤗🤗🤗 https://t.co/Ad2M8HhXzV
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) September 26, 2019
お礼を言いながら、「何か変なものでも食べましたか?」とジャブを飛ばす。こういう感じは嫌いじゃない。嫌いになったらとことん付き合わない左派には真似できない芸当だ。
最近のプレジデントオンラインの橋下氏の記事はかなり攻撃的だが、小泉氏批判の最初の記事を見てみよう。ツイッターの内容と比べ、随分と穏当である。これは「これからもサンドバッグにしますんでよろしくお願いしまーす!」ということだろう。
しかし、三浦瑠麗氏は異なる見解を示している。最近見ないような、アカデミックでリベラルな記事である。もっとも単純な小泉氏の擁護とも取ることはできない。
さらに小泉氏については「竹下型」だという発言も、「これも立派な方なので」とあるが、「立派な型」の誤字のようで、「立派な方」つまり「立派な人」にしようとしてるんじゃないの?って思ってしまう。こうなるともう古典回帰運動である。もっとも小泉氏は、最近は方向を修正したようである。
福島原発の処理水の問題は、薄めれば問題のないもので、これを問題にするのは風評被害である。
しかし処理水の受け入れは、若干の自己犠牲の精神を伴っている。この自己犠牲の精神が右派に受け入れられて、リベラルとは違った流れを作り出している。この自己犠牲の精神の延長線上には、沖縄の基地問題もある。概ね良い流れだと言っていい。
一方安倍政権は内閣改造を行い、大臣未経験者を大幅に登用したが、これも新味を出すためである。しかしこれでは、参院選で勝った野党の真似をしただけではないか?
見せかけだけ新しくて、小泉氏のように古典回帰しようとしたり、その裏には反動が隠蔽されている。
そしてそれは、最近の立民と国民の統一会派にもいえることである。
国民民主党は小池百合子氏の希望の党から生まれた政党である。旧民進党の分裂により生まれた政党だが、橋下氏も一枚噛んでいるため、元の鞘には戻したくないという思いはあるだろう。だから玉木氏と対談したのだと思う。
さらにそれに、立花氏が揺さぶりをかけた。
今なお立民と国民の合流の動きは進んでいるが、最近はちょっとおかしい。統一会派の後は「会派合流」と言ったりする。会派合流って何?難しすぎてわかんねーよ!
立民と国民が合流しようという動きをすればするほど、有権者は反動的に受けとるようになっているのである。だからいろんな言葉を使ってごまかす。
国民民主党は、護憲でない立場で、立民の後釜を狙う政党になるべきである。それが党が長生きする道である。
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