学生時代、缶コーヒーはジョージアオリジナルかエメラルドマウンテンだった。
それがいつからか飲むのをやめた。
10年ほど前、会社仲間に「ジョージア味変わったよね？」と言われ、「そうだ！」と思い当たった。昔のジョージアはオリジナルもエメラルドマウンテンもコーヒー牛乳のように甘かった。言われて初めて味が変わったのに気づいた。
「それにつけてもおやつはカール」のカールは、東日本では販売しなくなった。キャラメルコーンも買えなくなった。
高校まで、自宅に住んでいた頃は、チョコ味のマーガリンが市販されていたが、今は見かけることがない。ソフトクリームも昔はチョコ味があったが、今はなくなった。
最近は円安のせいもあって、セブンイレブンの大盛りペペロンチーノが食えなくなった。
私が好きな飲食店は、よく潰れた。
山形で一番流行っていたラーメン屋も、駅前の店は潰れ、コロナで多くの飲食店が潰れた。
私が若い頃は、飲食店というのは朝からやっているものだったが、コロナのあたりからだろうか、飲食店は昼で一度店を閉めて夕方から店を開くようになった。
私は博多ラーメンが好きだが、山形では博多ラーメンはなかなか定着しない。
今年馴染みの博多ラーメンの店が潰れ、もう山形では博多ラーメンは食えないと思っていた。しかし最近、駅前に博多ラーメンの店があるのに気づいて、ようやく久しぶりに博多ラーメンが食えるようになった。しかしその店は夕方からのみ゙の経営である。しかも駅前で。
ここで述べたことは、誰もが経験したことだろう。
そしてこういうことはこれからも続く。なぜなら状況は変わっていないから。
円安の影響も大きい。ならばこれから１ドル100円の円高が来るかといえば、それは絶望的だろう。この円安のおかげで景気がいいのだからなおさらである。
ならばどうすれば良いか？
「金持ちになろう」それはひとつの答えである。しかしみんなが金持ちを目指したところで状況は変わりはしない。
今の状況は既得権益層が作り出しているものだからである。
副業はいい。youtuberを目指すのもいい。問題は終身雇用制にあるのだから。しかし今の我々が貧しくなる現状を逆転させるには、今の世の輪に入ってなんとかうまく立ち回ろうという発想の中にいては不十分である。
だから世の中を変えたければ、輪から抜け出そう。
輪の抜け出し方にも色々ある。
アナルコサンディカリズムをやるのもそのひとつである。終身雇用制は組合がやってるのだから、組合には経営まで責任を持ってもらって、非正規の生活を良くしてもらえるように頑張ってもらおう。
それでアナルコサンディカリズムが受け入れられないなら、その時は会社を辞めてしまえばいい。
会社を辞めて失業保険で食って、失業保険が尽きれば生活保護を受給する。今は生活保護受給者の数が最大だそうである。景気もいいことだし、いっそ社会を支える役割は現状を維持して頑張ってる人に任せて、社会から外れて楽をしてしまおう。
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