坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。サブブログ「人の言うことを聞くべからず」+では古代史、神話中心にやってます。 NOTEでもブログやってます。「坂本晶の『後悔するべからず』 https://note.com/sakamotoakiraxyz他にyoutubeで「坂本晶のチャンネル」やってます。

日韓の国民はしたたかになろう

人権が守られていない現実を意図的に放置して、「民主主義を守れる」と思っている者は全体主義者である。

新味の裏に反動を隠蔽した与野党 - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

山口真帆の事件が改正組織犯罪処罰法の現実の運用のためだと述べたが、

www.yomu-kokkai.com

であれほど共謀罪法案の成立過程を批判したsirduke氏が山口事件に一言も触れないのは、彼女が本当は全体主義者だからである。彼女がリベラルな振りをするのは混乱させるだけなのでもう止めて欲しい。

vergil.hateblo.jp

も同様。迷惑なだけなので早々に敗北宣言をして欲しい。
id:Vergil2010 氏は山口事件に触れないだけではない。

ヘイトスピーチはマジョリティにも適用される。 - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

で見たように印税の横領を国と弁護士が黙認しているのを知っていながら、そのことについて何を言わない「犯罪を望む者」である。
山口真帆については今さら言うまでもないが、1ヶ月以上に渡って誹謗、中傷をマスコミが繰り広げた事件がNGTの裁判の内容を根拠にしており、山口に味方する弁護士が一人もいないことで山口が裁判の内容を知ることができず、ブラックボックスの中の「信用できる情報」をマスコミが手にいれていたことは、私でなくても多くの人が気付いていたはずである。
それを語らないこと自体が大きな問題だが、山口事件を全無視して「法の下の平等」を実現できると思うこと自体政府に餌を与えているのである。
改正組織犯罪処罰法の濫用に抵抗するには、「法の下の不平等」にあまねく手を差し伸べる勢力が形成されるのを待つしかなく、それまでは政府の好き勝手にさせておくしかない。
左派がダブルスタンダードを使い、あまねく人を救う気がないことなど、既に多くの人が気付いている。そんな勢力はこれからどんどん小さくなるだけで、政府に抵抗する振りをして、かりそめの結果を手にしても事態が悪化するだけである。是非このような発言は控えて貰いたい。ダブルスタンダードを行使する者には同じような者ばかりが集まるので。

韓国がGSOMIAを破棄した件について。
もう2ヶ月くらい前になるのかな?当初の反発がなくなって、大部話しやすくなった。日韓基本条約を破棄しろという論が出ていた時は正直ヒヤヒヤものだった。
このことについて、左派から批判がほとんどなかったのは当然のことだろう。GSOMIAは軍事同盟の一環だから、集団的自衛権違憲とする左派が韓国を批判できる訳がないからである。それでいてショックは隠せないらしく、はてなではKーPOPの話題などでお茶を濁していた。
左派はアジア諸国に対しては謝罪し、軍事的な問題が生じれば好戦的な右翼を平和主義の立場から批判することで命脈を保ってきたが、それが通用しない事態がまた生じたのである。
それなら「徴用工の請求権は消滅していない」という橋下氏の論に同調すればいいのにそういうこともしない。右翼の主張も建設的なものはなかったが、左派はこの件については無力さが際立っていた。

まず丸山穂高議員が「竹島が戦争で取り返すしかない」と発言した件について。
これについては、学会ではむしろ常識的な見解である。佐伯啓思白井聡も同じことを言っている。ただ彼らも戦争を望んでそう言っているのではなく、むしろ竹島を取り戻せない現実を突き付けるためにそう言っていたのである。
なら丸山議員はどうかといえば、北方領土で「戦争で取り返すしかない」と発言した丸山議員のことだから、やはり戦争をしたいのではないかという意見には一定の説得力がある。この件については少し置こう。
一方、同じN国の立花孝志党首が「部屋を借りて20年家賃を払わなければその部屋は借りてる人の者でしょ?」と民法消滅時効の論で竹島は韓国のものだと主張、猛反発を受けた。なお私は結論部分には同調するが、消滅時効を例にとるのは反対である。
すると立花氏は一転して立花を日本の領土だとし、まずは経済制裁をしましょうと主張。これに対して世論は先の立花氏の主張の方を批判し続けた。
これについて考えるいい材料がある。

president.jp

まず、トランプと閣僚や側近たちの発言が、いちいち一致していないんだ。これを「トランプは政治の素人だから、組織内の調整や政治的な調整もせずに思い付きで言い放っているにすぎない」と見る人もいる。だけど、僕はそうじゃないと思う。トランプは根っからのビジネスマンだから、ポーカーをするように世界を攪乱しているんだろう。

 

これってい…じゃなかった。N国もやってるよねwww。
丸山議員はN国なんだから別々に見ることないでしょ?「戦争で取り返すしかない」、これが丸山議員の主張なんだから立花氏も同じだよ。まず経済制裁して、次に日韓基本条約を破棄して、その次が戦争というプロセスをたどっていけばいい。
現時点で確実に言えるのは、竹島が日韓どちらに帰そうとも、問題の解決に最大の貢献をしたのは立花氏だということである。私も竹島問題については、今後も立花氏にお任せするとしよう。

 



この三浦氏のツイートを見て思ったけど、韓国では南北和解が南北の統一だという考えがあるようだということに気づいた。南北和解が政治統一だという考えは真実の否認で、政治統一を目指すなら北の崩壊を求めるべきで、南北和解は政治統一から遠ざかる結果になると思う。
もっとも、韓国がどの道を目指すかは韓国人が決めることで、内政干渉になってはいけないが、

韓国はなぜ反日なのか? - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

で見たように分断国家コンプレックスが反日の原因である以上我々にも言い分があり、コンプレックスが反日に転じる現状は何とか改善したいところだ。また一時期、はてなに猛烈な韓国批判の記事が載ったことがあるけど、その内容も韓国人のメンタリティ、日本の永続敗戦構造と同じものだとわかる内容だった。これも合わせて批判したい。大国への従属から目を背けるために小国を攻撃するのは奴隷根性であり、それをいくら繰り返しても大国への依存度を減らすことにはならない。
しかし、

lullymiura.hatenadiary.jp

で三浦氏が言うこともわからなくはない。
北朝鮮は中国とロシアの傘下で極東を撹乱する役割を果たしてきたがそれはアメリカの牽制のためである。
非核化交渉が実はアメリカにミサイルが届かなければいいものだというのが次第に明らかになってきているが、もしこの交渉が実現した場合、北朝鮮アメリカと争う理由が無くなり、また北朝鮮が中国とロシアの傘下にいる理由も薄れるのである。そこに北朝鮮と手を組む可能性が生じる。うまくいけば日韓と北朝鮮三国同盟になる。
もちろん北朝鮮は、成り行きによっては韓国も相当に信用できないだろうが、それでも三国同盟の魅力は、アメリカ抜きでも中国、ロシアと相当にやりあえることである。
その道が厳しいといっても、北朝鮮の自壊を待つのも今となっては厳しいし、南北和解が政治統一になる可能性もほぼないし、日韓同盟も茨の道で、結局どの道もか細いのである。ならば三国同盟も立派な選択肢のひとつである。そして選択肢は多いほどいい。
可能性が薄くとも実現するコツは、日韓の国民がコンプレックスを捨ててしたたかになることである。

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