2024-04-08 ■ 源頼朝は伊豆の流人の立場から挙兵して、わずか9年で日本最大の勢力を築き上げた。その組織の成長スピードは異常な速さであり、頼朝に従えば土地を自分のものにでき、また新たな土地をもらえるという期待から生まれた武士の欲望が頼朝をそこまで押し上げたのである。そのエネルギーは頼朝自身にも制御しきれなかった。