坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。サブブログ「人の言うことを聞くべからず」+では古代史、神話中心にやってます。 NOTEでもブログやってます。「坂本晶の『後悔するべからず』 https://note.com/sakamotoakiraxyz他にyoutubeで「坂本晶のチャンネル」やってます。

迷走しまくる橋下氏+維新

mainichi.jp

こういう仕事をしているふりは止めて欲しい。
緊急事態宣言を出すかどうかはもっと早く議論するべきだったのに、今さら遅すぎる。
こういうところ、日本の政治の悪いところが如実に表れている。

橋下徹を無謬にする維新の構造 - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

で述べたように、橋下氏+維新は緊急事態宣言を出すように政府に要求するのが一番の近道なのにそれをせず、コロナ特措法の話ばかりして、自分達も現状打開の努力をしていないのに全責任を政府に押しつけようとしている。
立憲が主張しているから自分達は言わなくていいと思っているのか?
政府は緊急事態宣言を出す気はない。ならば政府を動かすために全国的な運動を展開するべきで、日頃と同じように立憲と維新は相容れないとするべきでなく、維新も立憲に同調するべきである。それをせずに、一時的な共闘すら考えてもいないのなら始末に負えない。

そんな橋下氏+維新が何をしているのかといえば、

 

https://twitter.com/hashimoto_lo/status/1342995351679070208?s=19
とこんな具合で、コロナ対応の医療機関の偏りにより、特に病床数の少なさを問題にしている。
実に馬鹿馬鹿しい。来年の通常国会は来月18日に開会予定である。そこで法案を提出して何日で成立させ、成立後何日に施行する予定でこんな主張をしているのか。その頃にはワクチンも普及してコロナ禍は収束に向かっているのではないか?この時間の無駄遣いに同調する者の実に多いこと。
橋下氏+維新がこんな馬鹿げたことをしているのも、

lullymiura.hatenadiary.jp

の影響だろう。しかし三浦氏は橋下氏や維新ほど馬鹿ではない。
三浦氏は「夏の間に対策は立てられた」と言っているのである。しかも「自治体の首長には危機管理は任せられない」と。

 

吉村氏は「やってる」ように見せている。しかし今こんなことをしているのは、夏の間無策だったからだ。維新もまた「やったふり」をすれば春に政府に責任転嫁できると安直に考えているのである。
そして橋下氏は、都構想を三度実施しようとしている。

president.jp

裁判で住民投票を無効にできるというなら今すぐやればいい。それを美学などという嘘で同情を引こうとしている。そもそも毎日新聞の責任で都構想は否決されたのではない。ダブル選挙と大阪万博で都構想を盛り上げて賛成が反対を上回ったのに、否決されるまで票を失った維新と、否決されると夢にも思わずに街頭演説もせずにあぐらをかいていた橋下氏の責任である。

president.jp

大前氏は次の都構想住民投票にも否定的で、大阪市をなくすことは都構想ではなく、「関西州の州都」が都構想だと言っている。そしてこの原点に戻るべきだと。
橋下氏+維新の動きにより、都構想でなく、「大阪市をなくすこと」と都構想が解離し始めている。「大阪市をなくすこと」が都構想として、道州制の導火線として有効な時期もあった。しかし二度否決されて、なお「大阪市をなくすこと」にこだわるのは道州制の認知を遅らせ、その実現をさらに先延ばしにすることになる。
このようなことになるのは、「大阪市をなく」せば橋下氏が政界復帰できるからで、橋下氏はなお政界に未練たらたらである。

ところで今、日本維新の会の代表は誰だろう?
答えは松井一郎氏である。松井氏は維新の代表を辞めたのではなかったのか?と思うだろう。
しかし松井氏は地域政党大阪維新の会の代表を辞任したのであり、国政政党の代表は未だに継続している。そうなれば大阪市長を任期満了で辞めても松井氏は政治家である。
地域政党の代表を辞め、市長職も任期満了で辞めるなら松井氏は責任を取ったという見解もあるだろうが、日本維新の会という一番高い地位を手離さなかった点で、「否決されたら引退」という橋下氏以来のレールは歪められたと思っている。そのうち住民投票が否決されても「辞める」と言いながら辞めないということになるだろう。
橋下氏も維新も泥臭くて気持ち悪くて、美学とは程遠い。

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