パレスチナでのハマスの行動に対する日本人の反応を見ると、一体いつから日本人はこんなに西洋寄りになったのかなと思う。
いや西洋寄りどころではない。日本人がみんなクリスチャンになったかのようである。
最近の論調は皆すっかり保守寄りで、ウクライナに対してもロシアには勝てないという論調が主流だったが、これがハマスのテロが相手となると非難一色になる。
民間人の虐殺は国際法違反だの、ウクライナでのロシア寄り発言とは逆のことを言い出す始末で、ロシアには清濁併せ呑む対応をする一方でパレスチナには「汚物を消毒します」という対応を取る。
ここにブレを感じるのは、もはやアメリカが世界の警察をやれないという共通認識がないからである。それなのにハマスについてはアメリカが世界の警察をやれると思ってみんな発言している。
いやイスラエルがパレスチナ人どころか他のイスラム諸国も敵わないほどの軍事力を持っていることを知ってのことか?
イスラエルはパレスチナ自治国の土地を奪い、入植を繰り返している。
ロシアのプーチン大統領はイスラエルを非難する声明を出した。プーチンはイスラム諸国を味方にしたいからである。ならばプーチンに味方する日本人はなぜプーチンを見習わない?
ロシアとイスラエルには共通点がある。それは土地を奪っていく点においてである。なるほど「奪った者勝ち」なら筋は通る。
それで「テロはいけない」という。「失業率が5割でもみんながテロに走る訳ではない」などなど。何その「臭いものには蓋をしろ」議論?俺ならフツーにテロに走るけどwww。
「民間人虐殺は国際法違反」なんていってもそういうのは対等にやり合える者同士の話で、圧倒的な力の差を見せて奪うと、奪われた側は手段を選ばなくなる。
ハマスを批判すれば問題がなくなる訳ではなく、問題はそこにある。イスラエルが勝とうがハマスを何人殺そうが、問題はあるのである。
古代史、神話中心のブログhttp://sakamotoakiraf.hateblo.jp/もよろしくお願いします。