坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。サブブログ「人の言うことを聞くべからず」+では古代史、神話中心にやってます。 NOTEでもブログやってます。「坂本晶の『後悔するべからず』 https://note.com/sakamotoakiraxyz他にyoutubeで「坂本晶のチャンネル」やってます。

イスラエルはNATOである

現在、ガザ地区でのイスラエルハマスの紛争について、中国が仲介に乗り出している。
中国が仲介に乗り出したのは、ハマスを支持しているイランがイスラエルと戦争を起こす可能性が低いからで、もし将来戦争になるとしても、今は中東諸国の好意を得られるだけ得ようという魂胆だろう。
それにしてもイスラエルパレスチナに対して実に横暴である。
アメリカのイスラエル支援も変わっておらず、ヨーロッパの国々もまたアメリカに追随している。
中国はイスラエルに対し厳しい要求をするだろうが、それ自体は良いことである。


アメリカのイスラエル偏重は変わらない。
その理由としてユダヤロビーの影響、アメリカに対するユダヤ人の影響力の強さが挙げられる。
確かにそれもある。しかしそれだけではない。

その理由はイスラエルNATO同様、アメリカの西方を守っているからである。アメリカが世界の警察をやれなくなったからなおのこと、イスラエルに中東を守ってもらわなければならないのである。
何しろイスラエルは建国以来5回の中東戦争に勝利している。中東諸国を合わせたよりもイスラエルの方が強いのである。
イスラエルの強さは、優秀な国民による科学技術力の高さに由来する。さすがに一度は南極に建国しようとしながら、わざわざ聖地カナンに戻ってイスラエルを建国しただけのことはある。
イスラエルユダヤ人の人口は減少傾向にあるのだが、パレスチナ人の居住地を奪い続けている。イスラエルの人口の減少は、イスラエル優位の中東情勢を覆すほどにはなっていない。
イスラエルの人口減少がイスラエル優位を覆すほどになればパレスチナ和平も進展するのかもしれないし、その方が中東情勢は安定すると思うのだが、まだそれは遠い未来のことになりそうである。
しかしアメリカがもはや世界の警察をやれないようになったのに、まだイスラエルにこれほど肩入れするのはため息が出る思いである……。

 

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