坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。サブブログ「人の言うことを聞くべからず」+では古代史、神話中心にやってます。 NOTEでもブログやってます。「坂本晶の『後悔するべからず』 https://note.com/sakamotoakiraxyz他にyoutubeで「坂本晶のチャンネル」やってます。

「ピンで立てる」アイドルの増加と女性の真実が盛り込まれたVtuber

最近AKBの人気が落ちているそうで、私は乃木坂がどうとかよりもVtuberがAKBの人気を低下させたのだと思っているが、とうとうこういう時期が来たかと思っている。アイドルがその容姿を含めて、真にその実力を問われる時代というのが。

私が物心ついた時代は、かわいければ歌を歌わせて踊らせれば人気が出る。そんな時代だった。
歌はうまくなくてもいい。歌唱力が問われない程度の曲をつけられて歌わされ、それほど練習する必要のない程度の振り付けで踊らされた。
そして実際、アイドルが本当にかわいかったかといえばどうだろう。
あの時代は今と違い、眉を剃らないのが当たり前で、ファッションセンスも今と大分違うから、簡単に比較できないのである。
そして私が思春期に入ろうとしていた小学校高学年の頃に登場したのがおニャン子クラブである。
おニャン子クラブも、歌唱力もダンスの才能も問われなかった。
やがておニャン子クラブが解散し、途中モー娘。などを経て、AKB48が登場する。この頃にはアイドルは皆ボイトレをし、日劇ダンシングチームかAKB48かというくらいに芸を磨くようになった。
その一方で、「友達感覚」がAKB系のアイドルの売りとなった。
アイドルは超然としていてこそアイドルなのだが、こういうファン、大衆と同じ高さに引き戻す動きというのは、いつの時代も常にあった。「老人力」などの「~力」という言葉が使われる場合、大抵はより優れた何かを引き下げる運動である。
しかし、ここ10年くらいは、「~力」という言葉は聞かれなくなった。
そして「友達感覚のアイドル」も通用しなくなった。

いずれ終身雇用制は維持できなくなる - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」


で、「推し」には営業に取って代わった部分もあると書いたが、今や「推し」は完全にファンの自己投影の存在となっている。
もはやファンと同じ目線に引き下げる要素はなく、ファンにとってのなりたい自分、憧れといったものがダイレクトに投影される、そんな存在になったのである。
私はアイドルは、ピンで立てなければならないと思っているが、そういう存在が現れてきている。
かつての佐々木希のような小悪魔的な魅力を持つアイドルは現れなくなったが、橋本環奈や音井結衣といった昔でいう「三十二相が揃っている」顔立ちのアイドルが増えていると思う。

Vtuberについては、最近二次元という表現は聞かれないが、あくまで二次元、つまりマンガ、サブカルからの系譜を引いている。
しかし二次元の表現が繰り返されることで、女性の真実がかえってサブカル、ひいてはVtuberにより強く表れるようになっている。
それがいつからか、『ひぐらしのなく頃に』の竜宮レナが「嘘だ!」と言った頃からか、はたまた『まおゆう』の頃からか。

今やVtuberは魔王とか地獄の獄卒といったキャラが溢れるようになり、『天空の城ラピュタ』のシータのような「糞もションベンもしねえ」キャラを完全に過去のものにした。Vtuberにより、男はより女性の本音に近づくようになったのである。

ガーシーが今度落語家に転身するとのこと。
ガーシーが裁判で敗訴して、まさかガーシーに暴露された人がみんな無実だったとは思わないだろうね?
こうしてガーシーに暴露された人も普通に芸能活動できるようになって、スキャンダルがあれば「有名税と思え」と、これからもこんなことを繰り返していくのかな?

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