坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。サブブログ「人の言うことを聞くべからず」+では古代史、神話中心にやってます。 NOTEでもブログやってます。「坂本晶の『後悔するべからず』 https://note.com/sakamotoakiraxyz他にyoutubeで「坂本晶のチャンネル」やってます。

橋下氏の強烈な一手に対する、れいわの対抗策とは?

 

おーハシモッちゃん生き返ったかwww。良かった良かった。

今回も諸事情によりサブブログ更新は見送ります。

WHOがパンデミックを宣言し、各国が不要不急の外出の自粛要請、さらに移動制限などの過激な対処に走る中で、経済の窒息が懸念され、同時に大規模な経済政策を行うようになった。日本もその煽りを受けて、消費税減税、税額控除、さらには現金給付とエスカレートしていく中で、



 

ええ~!!



 

いやこれだと低所得者は大助かりだけど、中間層以上は毎月返済する羽目になるよ?
今回メインブログを更新した理由はここにある。いわば緊急提言のようなものである。
基本維新支持者の私も、今回は維新を支持して書いているのではない。しかし結論から言えば、今回は維新の圧勝である。

新型コロナウイルスの蔓延が話題になった時、私は致死率に最も注目した。
元々SARSが流行ろうがエボラ出血熱が流行ろうが意に介さなかった私である。私の半生はその時に生き残ることで精一杯で、感染症などに関心を持つ余裕がなかった。
今回、それほど危機的な状況にないので、この騒動に関心を持つ余裕が出来ている。そして致死率を見て「自分が死ぬことはない」とわかった。
体は健康だし、40代半ばなら感染して死ぬことは先ずない。
実家と絶縁している私にとっては、家族と失って悲しみにくれる家庭崩壊していない者達に歪んだ感情を持っていて、あまり同情する気になれない。
結果、しばらくの間「死なない」以上に自分にとって関心を寄せる対象がなかった。
コロナに対する政治家達の発言を見てきたが、感染症のような危機管理に対し意見出来るような勉強などしていない。この点、自分はパンピーにすぎないと思い知るしかなかった。
そしてWHOがパンデミックを宣言し、大規模な経済政策が叫ばれる中で、私の中で経済政策が第二次世界大戦統制経済を連想させた。
大戦中の統制経済が戦後の年金制度を核とした各国の経済体制の元となったのは有名な話である。そうなれば、これまでの規制緩和や、国際競争力をつける話などは大きく後退することになる。
ここで初めて、私なりのコロナ騒動への関心が生まれた。それはこの騒動がいつまで続くのかということである。そして「感染経路がわからない」としばしば言われる点に注目した。
理由はすぐにわかった。

2019新型コロナウイルス - Wikipedia

このウイルス(中国内外の103例)を北京大学など中国の研究チームが遺伝子解析した結果、コウモリ由来のウイルスに近く古くからあるとみられるS型(全体の3割)と毒性の強弱は不明だが感染力が強いとみられるL型(全体の7割。武漢市の流行では大半を占めるが、市外の流行では現在は減少傾向にある)という塩基配列の異なる2つの型に分類できることが分かった。

 

とあり、さらに感染経路にはエアロゾル感染があることが確認されている。
エアロゾルとは、飛沫よりも小さな粒子のことで、霧や靄に近い状態のことである。新型コロナウイルスは、室内で三時間程度エアロゾルの中にとどまることが確認されている。
3月にアメリカでエアロゾル感染が確認されたというが、3月のいつだろう?3月9日には、専門家会議が対策を提示しているが、その中にエアロゾル感染は入っていない。
エアロゾル感染の確認が3月でも、可能性はもっと前から指摘されていただろう。そうでなければ、武漢の封鎖などはあり得ない。
ここまで調べて、治療法が確立されない限り、人口の大部分が感染して抗体持ちにならない限り、パンデミックは収束しないと結論づけた。

そこに新型コロナへのワクチン開発の時期が特定される報道が飛び込んできた。

www3.nhk.or.jp

ワクチンは来年の早い時期までには完成する。
それから全国民にワクチンを接種するまで多分3ヶ月程度、つまり来年の半ばにはこのパンデミックは終息する。このタイムテーブルが変動することはほぼない。今の競争力重視の経済論調から統制経済型に移行出来るかどうかは微妙である。
さらに従来の治療法よりアビガンが効果が高いとの報道。

toyokeizai.net

これで新型コロナによる致死率は飛躍的に下がる。

こうなると、今まで言われてきたことが何だったのかが気になる。

 

橋下氏が最初にピークカットについて主張した時は、感染状況は3月の下旬には下降線に入っているということだった。
これは、経済と感染による危機管理を天秤にかけた上でこのように主張したのだと思う。
ホリエモンが叩かれているが、ホリエモンは「楽観論」を担当したと私は見ている。治療法が早期に確立された場合に、経済を早めに元に戻すためである。
エアロゾル感染を専門家会議の意見に取り上げられなかったのもそのためである。
現金給付の要望に対し安倍政権が「布マスク2枚」というとんちんかんな対応をして、ようやく現金給付に踏み切ったが、実は迷走しているように見える安倍政権の日本が、各国に比べ致死率も少なく、経済政策でも一番金がかからない対応になりそうである。
さらにイタリアからは、感染拡大がピークを越えた可能性ありとのニュースが入った。

www.afpbb.com

武漢も4月8日に封鎖が解除される。終息の目処がたったからである。
こうして、オーバーシュートからピークを越えて収束に向かうまでのデータが揃いつつある。
日本で感染者数が少ないのは、PCR検査を受ける人数を絞っているからだが、それは感染しても自宅療養で治った者が相当数いることを意味する。
おそらく日本のピークは5月から夏くらいだと思うが、日本では抗体持ちが相当増えていると推測出来るため、ピークは各国よりずっと低いところになると考えられる。
そしてピークから収束までを試算することも可能である。おそらく最初のデータは政治的意図山盛りのデタラメだがwww、徐々に正確なデータを政府は出してくるようになるだろう。

さて、ピークを3月下旬だと言った橋下氏だが、ピークは感染者が相当に増えないと迎えないはずである。



 

知ってたんじゃねーかwww。

そして最初の橋下氏の生活補償政策について。
無利子とはいえ、中間層以上は毎月の返済を余儀なくされ、低所得者層が得をする。こんな政策が受け入れられるのか?
受け入れられるのである。
今、中間層以上は傷ついている。
年金問題では派遣と親に冷たかったために消費税増税に反対し、高齢化社会への対応を遅らせた。
企業からはリストラの対象とされ、非正規との能力の違いも示せない。
国際競争力のある製品や産業を産み出せない。中間層は今や、自分達のステータスの根拠をほとんど見つけられないのである。
しかし低所得者層が返済免除で実質現金給付されるのに対し、中間層以上が無利子で借りた金を返済することで、失った誇りを取り戻すことができるのである。
そして誇りを取り戻した中間層は、今まで目を背けていた問題にも目を向けることができるようになる。
今まで国民が犠牲になることができるように、橋下氏はずっと「教育」をしてきた。
去年の水害では、ダムよりも河川の流れを改善する治水工事の方が有効だと主張した。この治水工事は金と時間と労力がかかり、しかも下流から治水を進めなければならない。下流の治水が終わらない間は、上流が犠牲になり続けると。
中間層以上は「上流」なのである。「上流」として犠牲になり続けることで誇りを取り戻したいと思い始めている。
橋下氏の「教育」だけではない。大企業のリストラのニュースに、時に目を背け、時に注目することで、人々が受け入れる心構えを作り続けたのである。「次は自分の番だ」と。
維新以外の党が支持者の利害を守る態度を取り続けるならば、次の衆院選以降、維新に票をごっそり持っていかれる。
低所得者層のみを支持層とするれいわは、何もしないであぶく銭が入ると支持者に思われる。何も対処をしなければ、一番打撃を受けるのはれいわである。

維新の政策に対処する手は、れいわには3つある。
ひとつは、休業などの措置は要請でなく指示するべきものとし、その場合には補償をすべしと一貫して橋下氏は主張してきた。これにより同調圧力的な手段は後退し、権利と義務が一体のものだと強調された。この路線を他の分野にも広げること。
ふたつ目は、去年の参院選の時のように、一定の所得のある者は障害者といえども特別扱いされるべきではないと維新が主張する可能性についてである。この場合、維新支持者の自己犠牲精神は差別心とセットになりやすい。れいわは障害者などのマイノリティに対し、マイノリティはマイノリティであるだけで援助を受ける権利があることを強調すべきである。
3つ目は、タブーについてである。
「派遣」という言葉は政治用語、それもタブー視された政治用語である。人々は派遣の問題を直視しないから、「非正規」「氷河期世代」という言葉でごまかしてきた。
れいわも私の知る限り、「派遣」をまともに取り扱ったことがない。
「派遣」の問題に踏み切るのは勇気が要るだろう。しかしその最初の壁は、維新が取り払ってくれるのである。勇気を持ってれいわは「派遣」の問題に取り組めば良い。
この3つが出来た場合、れいわだけが維新との差を縮めることができる。

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