坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」

「水瓶座の女」の著者坂本晶が、書評をはじめ、書きたいことを書きたいように書いていきます。新ブログ「人の言うことを聞くべからず」+を開設しました。古代史、神話中心のブログです。

社会

従軍慰安婦問題での右翼の本音は「無謬性の追求」

従軍慰安婦問題は、多くの議論がなされたが、日本のコンセンサスを作るという点では不毛な議論だった。 右派の議論に納得できる点は多々あった。 「戦後の価値観で判断するべきではない」という意見はその通りだし、「日韓基本条約で補償は決まったのだから…

今回の衆院選についての一週遅れの議論

今年の半ば頃に、橋下徹氏が教育の無償化には憲法25条の改正が必要だと述べた。 小泉進次郎氏との議論の中で出たことで、教育無償化論を言い出したのは小泉氏が最初かと思われる。 なぜ25条の改正が必要なのかについて、橋下氏は明確に論証しなかったようで…

日本の右翼を牛耳る外国人勢

最近のツイッターのハイライトでしばしば人気ツイートになるのが石平、いやツイッター名義の石平太郎氏、ケント・ギルバート氏などの外国人勢である。 内容は多くが韓国、中国批判、沖縄米軍基地移転批判、共謀罪法案賛成、など、右翼そのものの言動である。…

流行

コアラ、ラッコ、エリマキトカゲ、その他いくつもの、私の覚えていないほどの流行が私の子供の頃にあった。 大人も子供も、常にこの話題で持ちきりだった。 それは一種の強迫観念で、時に苦痛なものだった。 私にとって苦痛だったのは『ガンダム』の流行だっ…

「正論が通る時代」と共謀罪法案

トピック「共謀罪」について 桝添前都知事が辞任した時、「もう都民税払いたくないですよ」と答える人がいた。 冗談じゃねえ、お前らちゃんと都民税払えよ、と私は思っていた。 桝添氏は問題であっても辞任させるほどではないと私は思っていた。 桝添氏のよ…

見えない世相③~日本人は父親を尊敬していない

見えない世相②~ネガティブな誠実さ - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」 で、「一生ひとつの会社で働きたい」が半年の間に60%から30%に下がっていることについて、これは若者の、ひいては日本の職業観形成の失敗である。 就職直後に「一生ひとつの会…

超個人主義者達はなぜ生まれたのか

sakamotoakirax.hatenablog.com の続き。 90年代の超個人主義者は時代を騒がせたが、その後話題になったことがない。 むしろ話題になったのは、父親を尊敬する子供達の方である。 香山リカが『ぷちナショナリズム症候群』を出版したのは2002年である。『ぷち…

殺人事件の傾向が変化している

9月から、毎日数回殺人事件をネットで調べていた。 私はいずれ、日本の犯罪発生率が挙がると思っている。それで毎日検索していたのだが、殺人事件がしょっちゅう起こってはいても、殺人事件が増えているという印象までは持たなかった。殺人件数までは調べて…

90年代の超個人主義者達

「なぜ人を殺してはいけないのか」と大江健三郎に質問し、「その質問自体が間違っている」と回答される。 コンビニの入口付近の縁石に座り込み、事あるごとに既成の概念に対立した世代、つまり90年代の超個人主義者と呼ぶべき者達。私は彼らと学生時代に出会…

ヒューマニズムと社会性

最近思っていて、書きたいと思いながらどう書けばいいかわからなかったことを書こうと思うきっかけになったのは、この記事である。 blog.kuroihikari.net この記事はきっかけであり、本筋についてどうこういうつもりはない。ただ気になったのがこの一文であ…

見えない世相②~ネガティブな誠実さ

見えない世相①~核を攻めない人々 - 坂本晶の「人の言うことを聞くべからず」以来、1年2ヶ月ぶりのシリーズ再開である。 このシリーズが長期に止まったのは別件により書く余裕がなかったからだが、あまりに長く期間が空いたため、今回はあまり詳細に分析せず…

見えない世相①~核を攻めない人々

今年の世相が見えない。 今年に入ってから、ずっとそう思っていた。 まだ三月であり、今年が始まったばかりなのにそんなことを思うのは、去年の世相の印象が強すぎたからだろう。 2014年がネット右翼の年だったと私が言っても、異論を唱える人はいないと思う…